いのちのお話「息子編」
息子 「ママ~!先生がいのちはきせきって言わしたよ」
私 「今日、ママがお話し事を先生もみんなにお話ししてくれたんだね~」
息子 「この世に生まれてこないいのちもたくさんあるっちゃろ?」
私 「そうよ。数えきれないほどたくさんあるとよ、実はねあむくん(三男)もその一人だったかも知れないとよ・・」
息子 「えっ?!」
そりゃ、こんなこと言われたら驚きますよね。
息子に伝えるいい機会だと思い、お話ししました。
現在20歳になる次女と小学2年生になる三男の間は12歳、歳の差があります。
その間、実は妊娠をしなかったわけではなかったのです。
「授かったいのち。」
おなかの中で亡くなっていたり、私の体の不調や大人の理由で生んであげることの出来なかった赤ちゃんがいました。
そのたびに心を痛め、忘れたことなど今まで一度もなかったです。
いつしか、その想いは「赤ちゃんをもう一度生みたい」に変わっていきました。
ホントに「いのちの奇跡」で12年ぶりに無事に、
37歳で三男(小学2年生の息子)を出産しました。
それから更に5年後。 もうすぐ3歳になる四男を出産。
「あの時この世に生んであげる事の出来なかった我が子とのご縁をもう一度私に下さい」
そう、神様に願いました。
物語でもない、気休めでもない。
ずっと申し訳ない気持ちと、会いたい気持ちを十数年思い続けてきました。
一度、失った「小さないのち」
今回の妊娠でもしも失うことなく赤ちゃんを育てる事が出来たら。
お腹の赤ちゃんと一緒に「いのち」を伝える活動をしよう。
授かった時から、そう決めていたことでした。
妊娠初期でいつも切迫流産をおこし、つわりで食事がとれず痩せていく。
どうかすると入院して安静にしなくちゃいけない時も。その、繰り返し。
だけど、今回、初めて切迫流産をおこさなかった!
私にとってはこれも奇跡なことでした。
「あの時生んであげる事が出来なかったいのちを、今こうしてつなぐことが出来たんだよ。もう一度ママのおなかに戻ってきてくれてありがとう。」
小学2年生の息子は驚きのほうが大きくて(笑)
それからも色んな質問攻めでしたが、この世に生まれてきたことの「キセキ」をしっかり感じてくれたように思えました。
そして数か月前、大切な家族(父)を亡くしました。
私に命を繋いでくれた命です。
その。消えかけた、いのちの先に。
私には新しい命が宿っていました。
この「いのちの縁」には何かしら意味があったはず。
きっとこの思いが今回の一番の原動力になったのかも知れません。
小学2年生の息子にはちょっと難しい世界かも知れないけど。
私たちを選んで生まれてきてくれたことに心から感謝をしていることを伝える事が出来ました
「いのちのおはなし」は出産後に続きます
最後までお読みいただきありがとうございます